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2008/07/27

おくま嘘歌を読む

今日も終日暗い梅雨に過ごすことになりそうだ。深沢七郎著「おくま嘘歌」の”おくまさん”の平和な心やすらかな優しい人柄を思いだし読んでみた。心が滅入ったとき読むと救われるのである。

嘘も誠の真実を語っておるのである。おくまさんは意識して嘘を言ってるのではないのだが読者は”おくまさん”の嘘の言葉に潜む優しい心根が深く深く感じるのである。

だから心が滅入ったとき読むと救われるのであるとおもう。

”おくまさん”の一生は人のために尽くして生きたとおもう。

最後の下りを記してみたい。

おくまは死ぬ時も嘘を言った。枕許で息子夫婦やサチ代が「よくなれし、よくなって」と泣いてくれるので、

「ああ、よくなるさよオ、よくなって、蕎麦ア拵えたり、サチ代のうちへも遊びに行くさ」

と言った。おくまは数えどしの72の秋死んだが体が動けなくしまったので自分では80にも、90にもなったと思っていた。

(おくま嘘歌 昭和37年新潮9月号掲載)

笛吹川地方手毬歌 「おくま嘘歌」の楽譜が掲載されていたが楽譜を読むことができない私は”おくまさん”がどんなふうに歌ったか知りたかった。

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