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2010年12月

2010/12/25

初雪

防寒コートに身をつつみトレッキング用の靴を履いて散歩に出た。歩くとキュキュと雪が鳴る。24日から雪が降ってきた家々の屋根が白一色となり、葉を落とした木々の枝は白い花が咲いたよう、雪のふる特有の曇天のそらから雪が舞って降ってくる光景は美しい、それは春の前奏曲だから

杉林の雪景色からヴィヴァルディ ・ 四季・「冬」が聞こえてきた。

Hatuyuki16

自宅の玄関先にある南天の実が白い帽子をかぶり赤い靴をはいたサンタクロースのように見えた。

Santa

ケーキを食べながら「今日もおわったね」 連れ添って56年になる妻がつぶやく。ささやかなクリスマスをすごした。

初雪

公園ブロンズ像「釣り竿を担ぐ少年」が綿帽子をかぶっていた。

Hatuyuki19

2010/12/18

退職サラリーマンの孤独

Sany0006_2「会社のための仕事していた」私に明日から会社に来なくていいよと言われてから、私は「自分のための」仕事の腕がないことを悔いた。

孤独と向き合い耐えて25年間を過ごし傘寿も超えさらに厳しい晩年を迎え生きている。人間の宿命だと思い耐えて生きて逝きたい。

この心の葛藤を筆舌に表しがたい
「定年を迎えた男たちを待ち受けている老後の大問題を」テーマにした小説「渡辺淳一著「孤舟」が集英社から発刊された

私の過去の生きざまと重ねながら読んで見た。サラリーマンの隠れた孤独のせつなさを見事に描かれていた。

孤舟の内容を紹介しているmarisol ONLINEブログにリンクさせていただいた。

私が退職した翌朝目覚めたとき、規則正しく左右に動いていた振子が突然止まったような感覚に襲われた。時間を自由に使えるので希望も大きいと思っていた。しかし老化と言う遺伝子のスイッチが入り歳を重ねるごとに身体に異常を感じることが多い、孤舟に書いてあるが「毎朝目覚めるとどこへ行こうかと途方に暮れる毎日だった・・・・」一人旅が多くなった。妻にも自由の時間を使うことを進めた。妻はカルチャーを楽しみに通うようになった。

人との対話も非常に少なくなることは感情が萎えてくるようである。時間は速く過ぎるように感じながら暮らしているちに寿命年齢を超えてしまった。
四季を愛でることが一番幸せと思う。
孤舟に耐えて生きてゆかねばならないのが男である。

2010/12/14

師走に思う

90歳になる知人が食物を食べることができなくなり管からおなかに穴をあけて、管から胃に栄養分を送る「胃ろう」治療を受けている。意識ははっきりしているが寝たきりである。

老衰死を迎えている高齢者に「胃ろう」治療を行えば意識のないまま何年間も生きる例があるという。国内の利用者は40万人と報道されていた。

回復して再び口から摂取できるようになれば良いが無理なことである。超高齢化の進展でこの利用者は増える傾向になるとのことである。先端医療の進歩は大きいが回復の見込みのない高齢者に「胃ろう」でなく天命にまかすのが幸せでなかろうかとおもう。近親者はそれでも生きていてほしいと思うが両者ともくるしむことになる。

知人のことを考えながら師走の曇天の日の散歩は淋しかった。、老いに怯えながらまた歳を重ねる日がくる。人は老いてくると生の未練で生きている。時はお構いなしに果てしなく流れを刻む。

一時の安堵を得る時間は朝ドラ「てっぱん」である。心をいやしてくれる15分間であるが再放送を何回も見る。ヘッドフォンで聞くとバックの微かな自然音がはっきり聞こえると情景が素晴らしくよくなる。

私の目は高齢性白内障を患っているが眼科の名医から視力がまだ十分、眼鏡合わせで良いとの診断。新しい眼鏡のできるのが楽しみである。パソコン画面を見るときには茶系の薄い色が入っていた方がよいと眼鏡店の技師にいわれたので外出用の素通しと2個購入した。

また遠近両用の境目なしでなく境目あるレンズの方がかすみ眼にならないようである。見た目より実用性のあるレンズにした。

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2010/12/06

ねむり

Photo

12月5日の午後、配達されてきた村上春樹著「ねむり」(新潮社刊)を開梱し本を手に取って驚いた美術の本のようであるまた絵本のように絵がちりばめられ話しかけてきてるように感じるほど見事だ。タイトルを漢字の「眠り」でなくひらがなで「ねむり」でその語感が絶妙に記事にも絵にも溶け込んでいる。
素晴らしい装丁である。また
中村 明著「語感辞典」(岩波書店)でねむりを引いてみた。古井諭吉の「水」に「心地よく小波立ちながらどこまでも平らにひろがっていくー」の解説があった。すいみんとは素晴らしい、反対に「覚醒」は辛いその辛さを両手で顔を覆う絵は脳内のアレドナリンが異常発生し苦悩してる姿そのものであり皮膚に虫ずを感じる。せつない!

異常気象となった晩秋の暴風雨の轟音を聞きながらページを開いた。

晩年を生きる私の覚醒のつらさは、近くに迫る旅立ちに逝くことで解放されると思った。

2010/12/01

スラムの惑星

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今日から師走 あっという間に今年も30日を残すのみとなった。書店からマイク・デイヴィス著「スラムの惑星」明石書店刊を読んで半日を過ごした。

世の中が大きく変わっていることを実感した。地球の都市人口が農村人口を超えてしまったと書いてある。人口はさらに増大しているという。それも開発途上国の都市圏で人口が増加すると予測される。
著者は開発途上国を精査した結果を詳細に報告している。
日本人にも他人事ではない。

おだやかな日差しがさした師走の街を散歩し交差点の信号待ちしていた。そこにワクチンが購入できないで苦しんでいる開発途上国の子供たちに援助をと若い人たちが献金を呼び掛けていた。私はいくばくかの、お金を箱に入れていた。若い子はにこやかにお礼を言ってくれた。ご苦労さまと内心で言った。この本が現実味を帯びたような気がした。切ない衝撃が走った師走の初日である。

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