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2011/06/06

元素の美しさに潜むもの

Gennso_2
Theodore Gray著Nick Mann写真
「世界で一番美しい元素図鑑」
の第一版1刷10年11月20日発行
を私の傘寿の到達記念として購入した。
冒頭に書いてあった言葉が魂に焼きついた。
ルクレティウス「事物の本性について」(紀元前50年)の言葉である。
曰く
     いかなるものも、無に帰することはありえない
     万物は分解されて元素に帰する。

それによれば私の
     足は大部分が酸素で、そこに相当量の炭素が加わり有機分子構造を作り上げています。
     炭素系生命体の一種と規定されているわけです。
化学から生まれた原子力の力は偉大です。原子力発電所が地震津波によって炉心溶融という恐ろしいことに襲われてしまった。災害のときに威力を発揮する炉を安全に制御する周辺機器こそ原子炉と同じレベルに完璧に設置しバックアップ体制を強化しておかねばならないのですが疎かにしておったことが報道されています。
人間の考える「想定外」という言葉ほど不安定な災害をもたらす言葉だと思います。アルカリ金属が水と反応すると引火性の高い水素ガスが発生し大爆発が起こるという恐ろしい結果が待っています。
世界で一番美しい元素図鑑の記述のなかに
     「元素に正しい態度で接しないと化学はあなたにかみつきます」と!

3月11日午後人間のいう想定外の巨大地震が発生しこれに反応した巨大津波に東日本は襲われた。

化学に噛みつかれてしまった原発は。化学の反応を制御する周辺機器であるが、その機能が発揮されないまま炉心溶融が始まり水素爆発で建物も吹き飛びました。化学にかみつかれてしまった。

美しいものには丁重な扱いをしないと、人が想像できない力で攻撃されてしまうと思った。

子供たちはプールで遊ぶことができないという悲しい。節電にいくらかでも協力しようと対策をたてている、このごろである。電子レンジは使わないことにした。LEDランプに取り替える。ささえなことでもいいから何か協力しないと電気を使うことは日本経済に寄与して、いいことだと思ってきたことに後悔している傘寿を超えた我の呟きである。
いつもの散歩も元気のない足取りで歩くようになった。すれ違う小学校から下校する姿を見るにつけ申し訳なかったと思いながら「こんにちは」と声をかけられると眩しい思いもする。

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地震・津波と人災」カテゴリの記事

コメント

 「元素に正しい態度で接しないと化学はあなたにかみつきます」と!
いい言葉ですね。
科学者や技術者、政治家の方々などに座右の銘にしていただきたいです。

ようこさんコメントありがとうございました。

周期表の一番最初の元素である水素は、、例外的な存在ですね。周期表の左端の列におかれています。ご承知のごとく水素は気体で、左端列の他の元素は軟らかい金属です。第一の列にある水素以外の元素はアルカリ金属で、池や湖に放り込むと、とんでもないことにんりますよね。アルカリ金属が水と反応すると、引火性が高い水素ガスが発生してしまう。。怖い化学反応ですね。ナトリュームの塊を湖にほおりこむと数秒後に大爆発が起こります。
原発の水素爆発で建屋も放射線を多量に含んだ瓦礫(放射線を放射する怪物と化し)吹き飛びました。化学反応を抑えるための非常用ジーゼル発電機を地上や地下に設置しいてる。考えられないことをする廉価に原発を作ることに専念する関係者は化学反応が人を襲うことを知らない。想定外の安っぽいことばに国民は騙されていました。

それでもまだ十分には覚醒しない層が存在します。いたずらに悲観的になる必要はないと思いますが、今回の出来事はしっかり受け止めて長期的な展望を見出す必要があります。

schmidt さん こんな情勢になったにもかかわらず政治屋さんたちは権力争奪戦をやっています。
一方原発の人災事故はいまだに拡大方向に向かっています。なだめすかして使用してきた化学反応が噛み付いてきてしまいました。故郷を着の身着のまま避難した人の中には放射線の通り道と同じ方向に赤ちゃんをつれて避難していた人もいたとの報道を聞くにつけ怒りを覚えます。放射線の拡散方向を示し避難する方角を教えることが政府がやらなければ、だれがやるのでしょう。なぜやってくれないのか!首相の退陣だの政治献金だのとうつつを抜かしている場合ではないですね。
野党も揶揄することに専念しているし、落ちるところまで落ちるのでしょう。
日本の平民だけで助け合い慰めあいながら「もう、がんばらなくていいから」生きることに専念していきましょう。十分に悲しみ泣きがんばってきたのだから なにをがんばればいいのでしょう。放射線がなければ明るい復興の槌音が聞こえたのに。

>万物は分解されて元素に帰する。

その元素を分裂させると、巨大なエネルギーが得られるとわかったのは1930年頃、
1945年に兵器となった核分裂は、数十万人を殺戮し、1960年には核分裂を制御できると
過信した人類は、電力に利用し平和的に利用できるという宣伝に我々はすっかり
だまされました。
常に冷やしておかなければいけないのですね。核分裂の終わった後のプルトニュームの
処理がやっかいで、反応生成物というこれまたやっかいな代物があるのですね。
元素の次の世界に我々は突入してしまっているのですね。

元素の次の世界に我々は突入してしまっているのですね。
watari41さんのおっしゃるとおりですね

大変なことに人類は突入してしまったものです。あがき苦しむのは人類ですがその禁断のラインを超えてしまったら地獄の世界に来てしまい動植物もともだをれになってしまう。元素を怒らせてしまったら永久に冷却してゆかねばならないのでしょうね

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