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2011/08/01

想定外の言葉は地獄ことば

・・・・・東北日本の太平洋岸に津浪が襲来して、沿岸の小都市村落を片端から薙なぎ倒し洗い流し、そうして多数の人命と多額の財物を奪い去った。明治二十九年六月十五日の同地方に起ったいわゆる「三陸大津浪」とほぼ同様な自然現象が、約満三十七年後の今日再び繰返されたのである。
 同じような現象は、歴史に残っているだけでも、過去において何遍となく繰返されている。歴史に記録されていないものがおそらくそれ以上に多数にあったであろうと思われる。現在の地震学上から判断される限り、同じ事は未来においても何度となく繰返されるであろうということである。
 こんなに度々繰返される自然現象ならば、当該地方の住民は、とうの昔に何かしら相当な対策を考えてこれに備え、災害を未然に防ぐことが出来ていてもよさそうに思われる。これは、この際誰しもそう思うことであろうが、それが実際はなかなかそうならないというのがこの人間界の人間的自然現象であるように見える。
 学者の立場からは通例次のように云われるらしい。「この地方に数年あるいは数十年ごとに津浪の起るのは既定の事実である。それだのにこれに備うる事もせず、また強い地震の後には津浪の来る恐れがあるというくらいの見やすい道理もわきまえずに、うかうかしているというのはそもそも不用意千万なことである。・・・・

以上の記事は多くの方々が読まれた。寺田寅彦著津波と人間(明治11年(1878)誕生、昭和10年(1935)没。享年58歳)の書き出しの文である。
今年3月11日の巨大地震が襲来した。上記の文の「冒頭昭和八年三月三日の早朝に、東北日本・・・と続く
大津波は繰り返し襲来していたのである。吉村昭著「ひとり旅」にも高さ50メートル三陸大津波の記事が詳細に書かれている。
絶対安全原発の原子炉メルトダウンと言う恐ろしい事故を惹起した。原因は想定外と言う?決して想定外ではない津波であった。なぜ史実を詳細に調べなかったのか?
原子炉損壊による特有のセシュウムが広大な範囲に拡がっている故郷を捨て避難をする方々の報道は涙なくしては見られない。ただただ祈るしかない。

はやいもので巨大地震から四ヶ月もすぎた。
人災原発事故がなければ希望の復興期に入っていたのに非常に恐ろしいことになった。

報道によれば仙台平野にも襲来していたことがボーリング調査で確認された。
あきらかに設計基準が低い事があきらかになった。

汚染牛肉が販売されてしまった。
[どうするのですか絶対安全と言っていた関係者もその汚染牛肉を食べたかもしれませんよ。内部被爆が確実に福島原発を中心に拡がって居る。
更に事故処理技術もないので勉強しながらの対策だという。とんでもない事になった。

私は購入したガイガーカウンター(放射線測定器)を持って外出する。数値は確実に事故前より高い。
自然災害に耐えない設計の原子炉は爆発し放射能を撒き散らしながら核暴走が続いている。

巨大地震であろうが大津波であろうが放射能という人間がまだ制御できない現代では「どんなことが起きても対応できるようにしておかねばならないのだ。使用済み燃料処理技術も完成していない状況であればなおのこと原子炉爆発核暴走を防ぐための対策を完全なものにしなければならない。

それにしても非常用発電機の設置場所が地上にあったことに驚いた。ジーゼル発電機の重油タンクも転倒ひっくり返るような驚きの配置である。
周辺機器がいざというとき機能しないように設計されていた。唖然とする!なにが想定外であろうか起こるべくして起こった未曾有の大災害である。

呼吸している空気も水も汚染している。現代に生きる人はすべて内部被爆を受けてしまった。原発からいまでも放射能を出し続けている。汚染スポットがどこに存在するのかわからないのである。非常事態になっているのに国は政治権力闘争に明け暮れしている。

募金しても被災者には配分ルートも無い。募金はたまる一方になる献金意欲が阻害されてしっまった。街道募金お願いしま~すの声がうつろに聞こえるこの頃になった。

大きな余震が続いて襲来している。またも水素爆発・水蒸気爆発等の起こす危険性もあるのではと危惧する。
情報が知らせられないから思いは悪い方ばかりゆくのが人間の心理である。

[想定外]などと嘘をいうからこのように人心不安定症状になる人が想定外に多いのだと思う
想定外の言葉は地獄のことばだと思う。
そしてすべての人に核の恐怖は日常的なことになりストレスを与え続け死の恐怖の時代となった。
原発の安全対策を怠ったばかりに核恐怖日本になった。

懸命に復旧活動をされている現場のみなさんの特に下請作業員のみなさんに心から感謝と健康を祈る日々である。

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コメント

 まったくその通りです。政治は当てになりません。といっても過剰反応は禁物なので、じっくり腰だめで進みたいと思います。

コメントありがとうございました。
>過剰反応は禁物なので、じっくり腰だめで進みたいと思います。<
おっしゃるとおりもがいてもしょうがないですね

「想定外」という言葉は 私も嫌悪しています。
何かコトが起これば 責任逃れの言葉として使われています。

少し前の時代には この言葉を聞くことは無かったようです。
悲しい時代になったようです。

コメントありがとうございました。

責任逃れの言葉ですね 本当に嫌いな言葉です。
放射線量が多くなってきました。本当に軽水炉原発はそれこそ
事故が必ず起きると想定されていたのが現実になりました。
収束するのがいつになるのかわからないです。

下請けの作業員がテレビで紹介されておりました。
私などに近い高齢者です。
30年も原発で飯を食わせてもらったのに、今更逃げること
などできないよと飯場のようなところに泊り込んでいるの
ですね。頭の下がる思いがしました。

コメントありがとうございました

高濃度放射線が検出され始めましたけど 作業員の方々には
いつも首をたれています。

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