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2012/04/16

白い翁草におもう

おきな草は深紅の花色とばかり思っていた。
花屋さんから翁草の鉢植えを注文したら「花の色の希望は?」

え~と聞き返した。

白色の翁草もあると聞いた。早速注文した。一週間ほどたってから入手できた。広縁において観照している。

野生のものとは違い茎は細く花も小さく弱々しい。

毎朝声をかけることにしている。Okinagusa
草木国土悉皆成仏

そうもくこくどしっかいじょうぶつの精神が無くなった現代である。
草木や国土のように心をもたないものでさえ、ことごとく仏性があるから、成仏するというこの言葉は君が代の歌詞にも生きている。 

戦後復興期から人間中心主義になった「日本草木国土悉皆成仏」の精神をわすれ、 西洋文明一色になってしまいついに3.11に自然の恐ろしさをしり人間の作った原子炉がメルトダウンを惹起した。その対策もできていない、関係した人達の責任は重大である。膨大な量の放射性物質が国土を汚染してしまった。

東洋文明に戻らないと人類は崩壊するのではないだろうか。

宮沢賢治 名作童話”おきなぐさ”はまさに”草木国土悉皆成仏”そのものである。

・・・うずのしゅげは光ってまるで踊(おど)るようにふらふらして叫(さけ)びました。
 「さよなら、ひばりさん、さよなら、みなさん。お日さん、ありがとうございました」
 そしてちょうど星が砕(くだ)けて散(ち)るときのように、からだがばらばらになって一本ずつの銀毛(ぎんもう)はまっしろに光り、羽虫(はねむし)のように北の方へ飛(と)んで行きました。そしてひばりは鉄砲玉(てっぽうだま)のように空へとびあがって鋭(するど)いみじかい歌をほんのちょっと歌ったのでした。
 私は考えます。なぜひばりはうずのしゅげの銀毛(ぎんもう)の飛(と)んで行った北の方へ飛(と)ばなかったか、まっすぐに空の方へ飛(と)んだか。
 それはたしかに、二つのうずのしゅげのたましいが天の方へ行ったからです。そしてもう追(お)いつけなくなったときひばりはあのみじかい別(わか)れの歌を贈(おく)ったのだろうと思います。そんなら天上へ行った二つの小さなたましいはどうなったか、私はそれは二つの小さな変光星(へんこうせい)になったと思います。なぜなら変光星(へんこうせい)はあるときは黒くて天文台からも見えず、あるときは蟻(あり)が言(い)ったように赤く光って見えるからです。・・・・・・・

鉢植えの白い”おきなぐさ”が銀毛となり飛び立つまで声をかけていきたいとおもう。私の生きがいのためにも。

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コメント

草木には人間の心情が伝わると言われておりますね。
西欧にはこういう考え方が、もともとありません。東洋的な感覚なのでしょう。
草木国土悉皆成仏はモンスーン地帯に住む我々が仏教思想と共に育んで
きたものなのですね。和辻哲郎さんが、そんな考えを示していたように記憶してました。

草木には人間の心情が伝わると言われておりますね。
watari41さん そうなんですね もうここまで 汚染されてしまった 
国土が復活するのは現代の人々が去ってからでしょうか

太陽の崇拝 水の崇拝 の原点に返らないと
人類は滅びてしまうように思います。

今日 元の住処 磯浜に行ってなくなった方々に礼拝をしてきました。
恐ろしい自然の力 暴君の裏には慈母の優しさを持つ自然を感じてきました。

白い翁草、初めて見ました。
楚々としたお花ですね。
アネモネの花の原種に似ています。

コメントありがとうございました。
アネモネに似ているかもしれませんね
植物に話しかけるのも最近おおくなりました。
桜の季節になりましたね
春にも話しかけます
他の人が聞いたら、 痴呆と思われるかもしれませんが

「草木国土悉皆成仏」・・。肝に銘じたいと思います。
昨日、仕事で東松島市の行ってきました。奥松島の様子を駆け足で見ました。再生への足取りが感じられるものの、爪痕がいたるところに見られました。震災は紛れもなく進行中です。
瓦礫の広域処理をめぐって賛否両論の嘆かわしい状況ですが、世界的にも進んでいる最深度掘削技術を使って、現在地に埋めてしまう以外にないのではないか。そうしないと時間ばかりかかると思いました。風評だ、非科学的だと相手を批判するのはたやすいですが、「がれき」に恐怖や不安を抱く人たちも、被災者であります。無理に納得させるのも、正しいことではないようにも思うのです。

schmidtさんコメントありがとうございました。
絆という漢字が宙に浮いているように感じました。
原発の使用済み燃料も怖い廃棄物が処理方法もないまま
発電所構内に保管されていて処理技術もないままで
たまる一方です。それでも政府は再稼働?
後世に大変な重荷を残すのでしょに 

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