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2014/03/11

3.11

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。

たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、高き、卑しき、人のすまひは、世々経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。あるいは去年焼けて今年作れり。あるいは大家滅びて小家となる。住む人もこれに同じ。所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。朝に死に、夕べに生まるるならひ、ただ水のあわにぞ似たりける

知らず、生まれ死ぬる人、いづかたより来たりて、いづかたへか去る。また知らず、仮の宿り、たがためにか心を悩まし、何によりてか目を喜ばしむる。その、あるじとすみかと、無常を争ふさま、いはば朝顔の露に異ならず。あるいは露落ちて花残れり。残るといへども朝日に枯れぬ。あるいは花しぼみて露なほ消えず。消えずといへども夕べを待つことなし。

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地震・津波と人災」カテゴリの記事

コメント

日本人が到達した最奥の境涯だろうと思います。
何時読んでもすばらしい方丈記です。
このような古典をもっていることは、日本人としての幸せですね。
しかし、自然は容赦しないし、それに現代は人工の災害を加えてしまいました。

watari41さん コメントありがとうございました。

私も、もう片手の指で数えられる、生きる時間が残っていない高齢になってしまいました。方丈記も読んで間違って読んだり
しています。直さないが現状の我れの姿、と思っています。

神の領域 核を弄ぶ人間は恐ろしいですね。チェリノブィりの被爆した人たちの身体・植物・動物の惨状が多く出てきました。3.11のF1 三号は原爆のようなキノコ雲 海水汚染etc 大変なことになってしまいました。しかし 首相は原発再稼働・輸出とさらに海外派兵へ構想????
日本破滅の道へ邁進 国民は知っていて投票する わからない 
方丈記を唸っています。

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